FC2ブログ

イマサラ

腐向け/R15/DRRR!!・K66・TIGER&BUNNY中心/いろんな妄想ダダ漏れな欲望全開。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【T&B】この二人は、今から欲望に突っ走ります【ヘタリア】

クロスオーバー第二話です。
すんげぇ腐りまくりな祖国達を…ヒーロー達が逆に心配とか…ね(汗)
特に桜の壊れ方は酷いです。血圧大丈夫かこのジジババ…


・・・・・
――それはもはや【戦い】と呼べるものだったのか。

「あぁぁあああああ!!!もうっ!!もうっこの桜は腐女子冥利に尽きて御座いますっ!!これこそまさに【萌え殺し地獄】!天国のような地獄!!!悶絶して叫びとう御座います親方様あぁあっっ!!!!」
「それは私とて同じっ!!!コレは虎徹さんに感謝感謝ですよホント!!!終わったら菓子折りを持って行きましょうね!!!!あぁもうSDが何枚あっても足りません!!!!」

こんな風に悦りながら萌えの絶叫と共に襲いかかってくる日本組二人との戦いは…【一般的な戦闘】とはとても呼べないだろう。実況のマリオの声さえ掻き消すほど大きい。マイク無しで。
一方攻撃を仕掛けられているヒーロー達はこの二人は《頭が大丈夫なのか》と、敵ながらも何だか妙に心配になってくる。
何せこんな『一般人には意味の分からない言葉』を延々とエンドレスに絶叫し、表情はもはや笑顔というより悦だ。
そんな状態で重い一撃を食らわせてくるのだから病気か何かとしか思えない。

確かに二人は強い。
桜の的確な動きの早い攻撃は六人掛かりでも中々上手く捉えられない。
一対一では無理だ。普段から連携プレーを行っていないヒーローズは完全にソコを見抜かれている。
その上逃げた虎徹を追いかけようならば菊のお家芸でもある【神風】で吹き飛ばされる。
それ以外にも【鬼畜米英】と言えば竹槍が空から超高速で降ってくる。いくら竹でもコンクリに突き刺さる勢いで大量に降ってくるのだから容赦などまるで無い。
能力放出タイプは出すタイミングを与えられず、パワータイプは降ってくる竹槍から残りを守るので精一杯だ。その上に桜が攻撃してくる。
こんなハチャメチャな癖に強いなんてどういう事だ!!



「桜っ!次は折紙たんです行って下さい!!」
「はいっ!!!」

二人の攻撃の仕方はとても単純なものだ。

  【桜が一人に仕掛ける→相手が押し負けて誰かが守りに来る=カップリング完成!!】

桜は出来るだけ多くのカップリングを作ろうとタッチ&ゴー形式で長く一人に攻撃はしない。勿論殺す気は無い。
虎徹を逃せば、ここからはあくまで自分達の【萌え確保】の戦いだ。その様子を菊がカメラ連写とビデオ撮影、という形式である。
勿論菊自身は神風で守られているし、何かあれば鬼畜米英。運良く近付けても剣術は確かなものだ。全く安全な状態で撮影に望んでいる。
変な話、菊が【お家芸】と言い始めたら何でも有り状態だ。冗談抜きで【神】になれる。宇宙が吹き飛ぶ波動砲だって撃とうと思えば撃てる。
【オタク大国・日本】なのだから呼び出しは何でも可能なのだ。

「参りますっ!!」

桜の薙刀が容赦無く折紙サイクロンに襲いかかる。勿論スーツ破壊が目的なので容赦はない。思いっきり顔面狙いだ。
それを折紙サイクロンも背中の手裏剣で受け止めるが、もはや女が出せる力を超えた重たい一撃に苦戦する。

「くっ!!女子を手にかけるのはっ!!」
「スカイハイ来い!【空折】【折空】来いっ!!っていうか誰でもいいから来いレッツ新開拓っ!!」
「親方様撮れてますか!!??」
「私は同人のパイオニア!!このカメコ魂をナメないで下さいよっ!?安心して戦って下さい!!!」
「了解で御座います!!」

何せ桜とて『サクラ』という大量に何処でもある巨木の擬人化なのだ。重くて当然強くて当然。擬人を解けばズシン!と人一人潰すことなど容易い事だ。

「折紙さんっ!!」
「ーっつ!助太刀感謝!!」
「あらっ?」

どう見ても大苦戦な折紙サイクロンを助けに入ったのは、先程拳銃で思いっきり脅されたドラゴンキッドだ。
どうやらさっきのやり取りで苛立ち、桜をぶっ潰してやろうと考えているようだが。


  『「リンリンコンビ来たあぁああああああああ!!!!!!!」』


まさに日本二人組のドツボにはまった。
特に桜はどちらかと言えばNL純ピュアの方が好きなのでこの二人のカプは激しく萌える。今まさに目の前の出来事に感涙でも上がってきそうなくらい興奮している。

「親方様!親方様!!親方様あぁぁああああ!!!撮れてますか撮れてますよね?!【生リンリン】ですよ来ましたよ私生きてて本当に良かったですぅうううう!!!」
「分かりました!分かったんで早く戦って下さい!!二人の共同戦も欲しいのでしょう?」
「あ、はいっ!!!さぁ参りますよお二人様!!私、今猛烈に感動しておりますっ!!!」

スカイハイが来なくて内心《チィッ!!》と思っている菊だが、リンリンも保存しておいて損はない。
というか、どんなカプとて撮っておいて損など無い。
それに菊だって、まさか【カメラ一つ】という訳ではない。

「さっきは良くもボクを馬鹿にしたよね!?絶対許さないんだから!!!!」
「さぁいらして下さい!!やはりフィギュアより本物!!生キッドさん!!あぁ素敵です可愛らしいです!!」

そう言いながら桜がドラゴンキッドに襲いかかる。勿論スーツを壊す為なので顔や身体は程々の怪我を前提だ。そこら辺はきっちり守る腐女子の心得。
襲いかかる薙刀に棍で応戦するも、やはり本当に斬れるようでキッドは凄い速さでアームパーツやスーツが壊れたり破れたり…
【稲妻カンフーマスター】の二つ名を持つキッドの速さ以上に桜の方が速い。桜も当然ながら日本古武術をマスターしている。スピード対決なら負けない。
折紙サイクロンも助けに入ろうにも、攻撃スピードが早すぎて間違えればキッドに当たってしまうので動けない。

「くっそーっ!!もう怒ったんだから!!喰らええぇぇえええ!!!!!」

想像以上の強さに驚いた反面、ニコニコ笑いながら嬉しそうに重い一撃を繰り出してくる桜にブチっ!!と来たキッドが、もはや考え知らずの全力で雷攻撃を繰り出した。

「あらまっ?」
『「キッド!!?」』

激しい爆発音が響いた。
確実に死んでしまう攻撃だ。残りのヒーローズが叫び、折紙が急いでキッドの身体を捕まえる。
爆煙の中はバチバチと黒焦げに感電死した桜が……幾ら敵でも『ヒーローが人殺し』だなんて許される行為ではない。立派な殺人罪だ。

「ちょっとアンタ!何て事してんのよ?!」
「あっ…ボ、ボク…っ…どうし、よっ…」
「キッド、落ち着いて!とにかく落ち着いてっ!!」


【してはいけない事をした】
  キッドの全身を恐怖が支配する。
  自分は人殺しを庇う相手を…殺してしまった?
  これではアンチNEXTが増えるだけ…。それ以前に、自分が…『殺人』という究極に重い罪を…


力の抜けるキッドを折紙が抱きとめるが、キッドは怯えてただ震えていた。
14歳の少女には、現実を受け止め切れない。
――と、【普通の人間】が相手だったらそうなるだろうが。

「…あら?親方様、何だか程よく全身の凝りが取れたような…。有難う御座いますキッドさん。普通のマッサージより余程効いてスッキリ致しましたv」

雷撃の煙から現れたのは、軍服はボロボロになってしまったがケロッとした顔の桜だった。むしろ笑顔だ。
コキコキと身体を鳴らしながら、本当にマッサージ後のようなホワ~ンvとした笑顔で立っている。

「親方様もいかがですかぁ?はぁ~。これは気持ちの良い…何百年分の凝りが一気に飛びました!!」
「それは貴女が【木】だからセーフなだけですよ。ほら今リンリンコンビの結婚フラグ!!泣きそうに怯えたキッドたんも激萌えですっ!!」
「なんですって?!私の知らぬ間に何が!?」

キッドの全力雷撃は本体が【木】である桜には、全身の凝りが取れる【マッサージ】程度のダメージしか与えられなかった。
勿論これが空からの本物の雷程のパワーなら話は別だが、NEXTのパワーでは限界がある。それが桜には丁度よい一撃だったようで…

「あらあらっ!!!いきなり肩など抱いてっ!!結婚ですかそうですか見つめあうと上手くお喋り出来無いお二人様おめでとうございますっ!!!」

キャーキャーvと一段と桜が無駄に元気になっただけだった。
キッドは取り敢えず桜が生きていることに心底安堵したのか、本当に力が抜けて折紙に身体を預ける。【生きていた】。それだけでもう泣きそうだ。

「あのぉ、桜。取り敢えず次に参りますよ?リンリンコンビはもう結婚したのでお腹いっぱいです。キッドたんもちょっと再起不能のようですし休ませてあげなさい」
「そうですね。では折紙さん、キッドさんを優しく介抱してあげて下さいましv初めての共同作業っvvまぁ素敵!!」
「えっ、りょ、了解でござる…」

敵からの訳の分からない言葉に、折紙もとうに付いて行けていない頭で生返事をする。
そして桜は一端菊の元に戻る。菊自身も一人で桜の戦闘以外も撮影しているのだ。次の標的がダブっても困るので相談しなければ。
――どうせヒーロー達は神風と竹槍攻撃で動けないのだから。





◆◇◆





「戻りました親方様!今のところどうですか?」

タタッ、と菊の元に戻ってきた桜。ヒーローズは誰も止めない。止める自信がない。
のんびりと座っている菊からお茶を受け取り二人で一服だ。その姿は完全にいつもの本田邸でのジジババだ。

「牛のアーマーは壊しましたし、そこへ炎の参入で【炎牛】はまぁ良い収穫です。シェアは狭いですが需要が深いのがこのカプですからね。青薔薇のスーツもそこそこ切り裂きました。ですが元から露出が多い彼女ですのでので逆パターンとしてココでも炎のマントを奪い被せて露出を極力外しました。これで【女子組】としても【炎が実際男らしい】という事も頂きです」
「まぁまぁ、大活躍ですねぇvですがブルーローズの解けた髪やボロボロスーツも去る事ながら、男らしく助けに来るファイヤーエンブレム!!ローズさんにマントを貸すだなんてもう彼シャツみたいですっ!!あぁもう能力が真逆というのも相当なドツボでございますv」

それだけズタボロにしたのは撮影していた菊なのだが…
ハンディを見ながら桜がホクホク笑顔でお茶を啜っている。お菓子でも持ってこれば良かったと思いながら。

「それでですねぇ…中々難しいのはどうしてもスカイハイが降りて来ない事なんですよ。ジェットパックを壊してもスーツをボロボロにしても降りてこない。【生・空折空】も見たいのですが、はてコレは一体どうすべきか…」
「なるほど…【強いぞ僕らのスカイハイ!】状態ですか。正義感から空中戦で竹槍と神風を他のヒーロー達から守っているのでしょうが……。リアルな良男は結構面倒なのですねぇ?」
「えぇ、実感中です。誰とでも庇いに入ってくれればその時点で【天然良男攻めor受け】でどうとでもなるのに…あと、やはり空にいると遠いので上手く撮影も出来ないんですよ」
「ふむ…。折角の【リンリン結婚式】ですが、一端離してもう一度私めが折紙に襲いに参りましょうか?スーツの顔部分だけでも破壊すれば流石にやって来るかと…」
「他はもうボロボロですし多分上手く行くでしょうね。【悪男】になるくらいお願いします。あとSDカード、足りないかも…」
「私も沢山持って来ましたからご安心を。では、無事そうなファイヤーエンブレムの足止めを宜しくお願い致します」

【腐海の君臨者】の相談終了。
そして桜が折紙サイクロンに向かって、

「すいませんが折紙さーん、もう一度私と勝負して頂けますか?先程の【キッドさんのやり返し】としてで結構です。勿論私は銃を使います」
「…受けて立つで御座るよ。仲間をやられて仇討ちせぬは仲間では御座らぬ!!」
「【仇討ち】って…キッドさん生きていらっしゃいますが…。まぁそれで結構です。…参ります」

キッドから離れたのを確認して、一気に桜が詰め寄り薙刀を振り下ろす。
それを背中の巨大手裏剣で受け止めるが、元々折紙の能力は擬態。身体能力も忍者を目指して相当高いとも言えるが能力自体には全く恐怖はない。

「良くもみんなをっ!!許さないで御座る!!」
「と、申されましても…特に何方様かに何かしらダメージを与えた覚えがありませんが…」

そう、実際桜も菊もコレと言ってヒーローズに大ダメージを与えていない。ただ単にちょっとスーツやアーマーを壊した程度だ。あとは神風を使い行く手を阻んでいるだけ。
ならばどうして倒れているかといえば、やはり【腐海の君臨者達】のメンタル攻撃というだけの話で…

「そんなに怒られるなど…やはりキッドさんへの攻撃の復讐心からですね!!分かります分かりますともっ!!どうぞ私を悪者として思い切りどうぞっ!!!」
「黙るで御座る!!」

折紙からの手裏剣攻撃を避けながら桜はまた悦に入った顔で攻撃態勢に入る。
接近戦での長獲物は邪魔なだけなので、脇差を取り出し一気に懐に入り込みっ、


   ガン!!


「うあっ!!!???」
「やりました!!やはり顔の部分パーツはいくらか柔いです!!!銃を使わず正解でした!!」
「ナイスですよ桜っ!!!現れましたねロシア美形っ!!!」
「くっ!!!」

脇差で思いっきり顔面パーツを砕かれ、その威力の大きさに折紙が脳震盪寸前だ。
その間にも桜は捨てていた薙刀を拾って、一気に他のアーマー部分の破壊を試みる。
…逃げる折紙へ容赦のない桜。正直ただのリンチだ。

「流石に中々固いといいますか…近くで見ますと変な形のアーマーですねぇ?」
「変とは失敬な!?拙者の愛する日本文化!そして忍者をリスペクトしたこのアーマーを馬鹿にするなど許せぬ!!」
「うわー…【日本】として、梨園関係者と忍者の末裔に謝って欲しい気分ですねぇ…」

軽く溜息を付く菊。何せ【日本】は自分だ。リスペクト方向がごちゃまぜ過ぎなので、出来ればあまりそのスーツを【日本リスペクト】だと主張しないで欲しい。
何か色々文化を誤解されること必須だ。それは避けたい。
……とか何とか思っていたら。

「やっといらっしゃいましたか!!」
「ス、スカイハイさん!?」
「いい加減止めたまえ!!いくら女性でもコレ以上は許せない!!これ以上…私を怒らせるなっ!!」

桜への鎌鼬攻撃の後、折紙をお姫様抱っこしてスカイハイが一定距離を取る。
勿論桜は自分の【サクラ】で鎌鼬はガードしているので平気だ。むしろ漸く来てくれたと喜びが増している。そしてそれは菊も同じだ。


  『「悪男モードきたぁぁああああ!!!!しかもお姫様抱っこ!!!!」』


ブチキれているスカイハイなどお構いなしで荒ぶるこの状態。

「タイガー&バーナビー二人の専売特許をついに【空折】でっ!!!桜っ!貴女の功績は素晴らしいものです!!しかも悪男モード!!スカイハイのマスクを壊しておいて正解でした!!!」
「美形っ!!金髪美形でございます!!悪男が美形でございます親方様っ!!お姫様抱っこだなんて…もうもう私!そろそろ萌え狂いそうです死にそうですっ!!!」
「死んではいけません!!これを【薄い本】へと転化させてこそ私達の大いなる仕事!!ここで死んでたまるものですか!!!今年のイベントは萌え滾りますよおおぉおおお!!!」

シャッター音が止まらない。そしてやっぱり【薄い本】というキーワード。何か良く分からないがもの凄い使命感。
この二人、やはり頭がおかしい。
だがそう思ってばかりもいられない。興奮した桜がもっと悪男にさせようと煽るように攻撃を仕掛けているのだ。

「君たちは一体何なんだ!?」
「どうぞそのまま抱きながらお逃げませっ!?降ろした瞬間、私は折紙サイクロンを殺します!さぁ逃げなさい!!」
「このっ、卑怯者がっ!!!」
「なんと呼ばれようとも結構!!それに卑怯者は先に【虎徹様を殺人鬼呼ばわりして六人で追い回したソチラ】ではありませんか!!!」

空中に逃げようにも、菊の神風がスカイハイを抑えつけて飛ぶことが出来無い。
桜は薙刀と拳銃で狩りのように二人を追い掛け回す。

  「スカイハイさん降ろして下さい!!あの人の強さは本物です!!僕を抱えてたらスカイハイさんがっ!!」
  「だからこそ降ろせる訳が無いだろう!!君が死んでしまうんだっ!!!」
  「…スカイハイさん…」

ちなみに菊も桜も、【空折】の会話に萌死に寸前だが一生懸命叫ばないように黙っている事は言うまでもない。
なんて美味しい乱入。来て良かった。虎徹さんありがとう。
良く分からない感謝をしながら二人がココぞとネタ集めに攻撃を仕掛けていたら。


  ドッゴーンッ!!!!


「おや?」
「あらまっ?」

壁となっていた瓦礫達が突然ぶっ飛び、ソコから現れたのは…

「遅いじゃないバーナビーもタイガーもっ!!」
「…すいませんでした。この人達が殺人犯を…サマンサおばさんを殺した殺人鬼を庇っているんですね?」

黒いスーツのバーナビーとワイルドタイガーだ。
マスクを開けているバーナビーの睨みに、菊と桜と言えば…


  《うわあぁあああ!!!!バーナビーの事完っ全に忘れてたぁあああああああっ!!!!!》


「あのぉ、親方様…虎徹様がいらっしゃらないと…バニーは存在感が薄いのでしょうか…」
「いや、多分…そうでもないと思いますが、他のヒーローズが居すぎて…。取り敢えず忘れていたのは私も同じです」

虎徹を逃したことで、すっかり頭の中から消え去っていた。いつもセットなので単品で見ることが無いからだ。

「どうよ二人共!!これが『ワイルドタイガー』よっ!?これでもさっきの殺人鬼が『ワイルドタイガー』だって言い張る気なの?!」
「親方様、取り敢えず黒スーツの二人を撮って置くとして…。どちら様でしょうあちらの黒いワイルドタイガーは?」
「さぁ…。ですが新しい萌えの開拓は出来ました。全く、どれだけこちらを萌え殺せば気がすむのやら…」
「えぇ本当に…。ブラックタイガー…さしずめ『エビ』ですか?中身が【虎徹様似のアンドロイド】というベタ展開でありますように…」

ブルーローズの言葉を無視して取り敢えず連射音が鳴りまくる中、二人がゾッとする程嫌な笑顔になる。
勿論本物は今頃もう直ぐ楓と再会しようとしているのは感覚でわかる。国民の動きは【日本】として感覚で分かる。
だからこそ目の前のエビの登場に、心のそこから滾るような萌えが生まれてきたのだ。

   《タイガーサンド、素晴らしく美味しいじゃないですかっ!!!!》

クスクスと怪しい目で不気味に笑う二人に、冷徹に怒りを押し殺していたバーナビーも何だか怖くなってきた。残りのヒーローズもだ。何度目だこの背筋の凍るゾッとする笑顔は。
どう見ても今の二人は、ジャパニーズホラーでしかない。

「フフッ、【洗脳されているバーナビー。それに突如現れた黒い相棒。しかも喋らない。本物の虎徹さんを信じていない…】。さぁ、これをどう料理致しましょうかねぇ桜?」
「もうここは一つ【本物の虎徹様】に会わせて記憶を取り戻し、そちらのエビさんと一緒に【オイタな兎を虎サンド】で、いかがですか?バニーは泣いてしまいますでしょうが、虎徹様の包容力で絶対に大丈夫です」
「まー、無難にソチラで参りましょうか。久しぶりにハピエンも悪く無いですね」
「親方様はダークに走りすぎです!私はハピエン派でございます故。【仲間たちの洗脳を解く虎徹様。そして皆様でラスボス・イボを倒してハピエン!】今回はコレで参りましょう!!」
「分かりました。今回は桜の働きも大きいですし、ソチラで結構です」

取り敢えずストーリーは決定したようだ。物凄く勝手に。

「さて、皆さんが言うそちらの【ワイルドタイガー】のお顔を拝見させて頂きますよ?」
「はぁ?!ワイルドタイガーは素性も顔も隠してっ」


   パンッ!!


「何をするっ!?」
「おや壊れませんねぇ?これはいよいよ怪しいエビの中身。楽しくなってきました!!!」

ブラックタイガーが避けきれない速さで今度は菊が顔面発砲した。
バーナビーが思わず叫ぶが、残りは二度目なのでもう何も言わない。
やはりこの二人は会話の最中でも遠慮無く撃つ。改めて何を考えているのか…。まぁ、【萌え探求】以外は何も考えていないのだが。
そして銃声と同時にブラックタイガーからの攻撃が始まった。
戦って分かるのはやはり人間業とは思えない強さに速さ。自分達も【人間ではない】から分かる。

「親方様ぁ、これからどうなさいます?バニーも攻撃しますか?あまり受け身ばかりは萌えも発生しませんし、元々好きではないのですが…」
「少し我慢して下さい。それに私は気付いたんです」
「あら、何かお忘れでしたか?」
「ずっと【何かが足りない】と思っていたのです…。何かが。で、その何かはやはり【虎徹さん】ですよ!あの方が居ないからカプに広がりが見えなかったんです!!【一級フラグ建築士】が不在なのにあんなヤンバニから萌えも何も出てくる筈がありません!!」
「あっ、なるほど!!確かに虎徹様は【全てを覆うお父さん】。カプも虎徹様中心ですし…納得です!!あぁ、胸のつかえが取れたようで御座いますv」
「お前達!!さっきから何の話をしているっ!!!!」

ブラックタイガーとバーナビーの攻撃をガン無視で避けながら、二人は今後の予定を語り合う。
桜は一応ブラックタイガーの顔面攻撃に出たが、どうにも壊れてくれないのでさっさと諦めた。

「ですがあまりエビさんが強い状態ですと、このまま虎徹様の元へと移動は少し危険ではありませんか?楓お嬢様もいらっしゃいますし…」
「そこは私達が本気になればどうとでもなりますよ。それより私は虎徹さんの事を思い出して【虎絡み】カプの探求がしたくて仕方無いです!!」
「ですが…楓お嬢様がいらっしゃるのですよ?私共もあまり大っぴらに萌えだのなんだのはやりにくいのでは…?」
「全く桜は心配性ですねぇ。私達が声に出さなければそれこそ全く分かりませんよ。まぁ軍服姿を見せるのは今後のご近所付き合いを考えると難はありますが…あまりツッコミを入れられるようなら国の実家に戻りましょう」
「そうですね。その方向性で参りましょうか」

オリエンタルタウンは確かに【日本】として菊の管轄だが、所謂【別荘】扱いなのだ。今は祖国のタイバニシェアの熱さの為に実地調査に来ていたが、暫く本国の実家に戻るのもいいだろう。
やはり原稿は自宅の机が一番だ。


  ドウッ!!


『「なっー!?」』
「あらまぁ…私、苦手です…」

驚くヒーロー達を他所に、桜が辟易しながら避けたのは青い炎を纏ったクロスボウの槍。
ルナティックの登場だ。とは言ってもストーリー上の見せ場は全部奪われてしまっているので何をしに来たのか分からないが。

「貴様ら二人は何者だ?」
「…………」
「あのぉ、会話が成り立ちませんので即刻消えて頂けませんか?でなければ貴方の正体バラしますよ?」
「なっ?!」
「お前達!ルナティックの正体を知っているのか!?」
「知ってますよ?生い立ちから現在まで。名前に職業、そして【正義】に固執する理由も」

完全に黙ってしまった桜の代わりに菊が話す。
桜はバックボーンを持っているユーリは好きだが厨二全開の『ルナティック』は苦手で嫌いだ。衣装も描き辛くトーンも大変。だから一切喋らない。

「鏑木・T・虎徹を逃したことがお前達の正義か?」
「正義以前に無実の方を…『我が民』を放っておけません。正義というか【当然の行い】です。さ、見せ場は全て頂きましたのでお帰り下さい。後日大変でしょうね?」
「…………」

ルナティックの言葉に菊が冷たくさっさと言い放つ。完全に正体を把握している口調。当然だ、アニメで見ているのだから。
ぷいっとソッポを向いて機嫌を損ねている桜の機嫌を回復させるほうが大変なのだから。
ユーリ自身もこのいきなり現れた二人を見ていたが、どうにもこうにも付いて行けない。分かったのは何かネジが曲がり過ぎている事くらいだ。

「ならば貴様らの【当然の行い】と言い放つ正義。しかと果たして見せろ」

再びクロスボウが放たれた先は、ブラックタイガー。そしてその煙幕でルナティックは消えた。

「ほら桜!ルナルナは帰りましたから機嫌を直して下さい。まだこれから虎徹さんの事があるんですから!それにルナルナは虎徹さんを気にかけていましたよ?!月虎ですって!!」
「私は虎月派ですっ!!もう…ルナルナの登場のせいでテンションが下がってしまいました!折角良い気分でしたのに!!」
「早く戻して下さいよぉ。…それにしてもルナルナの一撃もエビには通じませんか。ピンピンしてますよ。中身が相当気になりますねぇ」

壊すとなればいよいよ富士山大噴火や、日出ずる国攻撃(太陽直撃)、二次元から波動砲や巨神兵でも持ってこようかと考えてしまう。
だがどれも攻撃力が高過ぎて街ごと吹き飛ぶ。

「本当のエビでしたら背中から一気に剥けるのですが…いよいよ楽しいやら面倒やら。あのガワ硬そうですねぇ」
「ですが捏造で【エビ(虎徹さん似のアンドロイド)×洗脳兎で、現実に気付いた兎が壊れる】というストーリー…ありじゃないですか?」
「私はハピエンが好きでございますっ!!何で親方様はそういった悲しいバッドエンドコースがお好きなのですか!?私はラブラブハピエンが好きなのですっ!!!」
「市場の需要を考えたらそうなってくるものです!!桜は桜で十分に甘いモノを作ってそちらの需要を凄いからいいじゃないですか!二人で丁度いいんですから!!」

菊は鬼畜R担当。桜は純情ピュア担当。
二人できっちり作品方向は分かれているので、サークル【国花】は大手も大手だ。多めに刷っても直ぐに無くなる超大手。何せパイオニアなのだから。
―まぁそんな喧嘩は置いといて。



「ちょっとヒーローの皆さん集まって貰えますか?」
「犯人の逃走補助をした相手の言うことなど聞くかっ!!あの殺人鬼をよくもっ!!」

相変わらずバーナビーの攻撃を軽々と避けながら菊は平然と喋り続ける。桜はブラックタイガーをどのくらいの力で上手く中身を見れる程度に壊せるか考え中だ。

「そう、私達は殺人鬼の逃走補助をしました。ですのでこれから皆さんをその殺人鬼の元へ案内致します」
『「何っ!?」』
「悪い話ではありませんでしょう?ただし会わせはしますが、私達が『虎徹さんの味方』である事は何ら変わりませんがね。敵のままですので勘違いは為さらぬよう」

バーナビーに日本刀で襲いかかる菊。その場にいたヒーロー達は意味が分からない。
《さっきまで確かにこの二人は、虎徹を守るために自分達をここまでズタボロにしたはずなのに…》
と、ヒーロー達は思っているが二人は虎徹を逃した後はただ欲望のままに【萌え探求】をしていただけだ。
かなり…酷いやり方で。

「っていうか、拒否権無いんでさっさと行きますよ。桜もいいですね?」
「えぇ勿論」
「お前達っ、鏑木・T・虎徹が今何処にいるか分かるのか?!」
「分からなければこんな馬鹿な提案出しません。今はアポロンメディアにて娘の楓さんとお会いしている頃かと。では行きますか」

すたんっ、とバーナビーから菊が離れると同時に、その場にいた全員が一気に光りだす。

『「なんだっ!!??」』
「私達がどうやって現れたか覚えていませんか?【瞬間移動】だって、私のお家芸ですよ?」


ーその場から全員が消えた。
スポンサーサイト

 | HOME | 

プロフィール

寅丸

Author:寅丸
アニメが終わってからデュラの存在を知った可哀想な感じの人。原作しか知りません…orz。きっと静雄と派生が好きだと思う。ケロロは電波黄色と喧しい。10年目でいきなりハマった。なので【今更】。ピクシブ  呟き

カウンター

カテゴリ

ご案内 (1)
★雑記帳 (29)
★デュラ:絵 (7)
漫画 (8)
各夢主人公設定 (3)
トリップ(♀)【下地作り編】 (13)
      【万事屋開業編】 (5)
ぼくのなつやすみ(♂) (11)
MIX-JUICE(♂)【Battle】 (6)
        【Free Style】 (3)
             【現代】 (2)
★TIGER&BUNNY (8)
ナンバーゼロ(♂) (3)
★ケロロ:絵 (67)
電波コンビ (11)
他カプ (14)
漫画 (13)
病んでルンバ(R) (11)
仲良し北城家 (12)
大佐無双 (11)
★創作物置き場. (17)
Joker. (2)
★家宝 【眼福タイム】 (10)
リンク (1)

一言でも何でもお気軽に!

名前:
メール:
件名:
本文:

Designed by Miya@loconet 

FC2Ad

Copyright © イマサラ All Rights Reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。