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イマサラ

腐向け/R15/DRRR!!・K66・TIGER&BUNNY中心/いろんな妄想ダダ漏れな欲望全開。

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【閑話】~If・もしもロッチーvs静雄にリンネがいたら~

万事屋さんは、ご機嫌です。


「ゆっくぞ~!日の丸ぅー!!にっほんーのーふーねだぁ~♪イェーイ!!」
「夜中なんだからもうちょっと静かにしろって」

リンネを肩車しながら、静雄が注意をするが全く聞き耳を持たずに上機嫌で歌い続ける。


何せ只今この『少女』は完璧に酔っ払っているからで…




#閑話#




新宿某所。
今日はさっきまで居酒屋で散々飲み食いしていた。
誘ったのはリンネからだ。
『実はあまり居酒屋で呑んだことが無い』と、リンネの実態を知らない者なら『子供がある訳ねーだろ』と言う主張の元。
全額奢りだからとトムに場所や誘いをかけ、『大人の姿』になる為に血を持って行かれたくないトムがそのまま静雄は巻き込んだ形となった。
そして。



「お前、笑い上戸だったとはな…」

【箸が転がってもおかしくない年頃】とは良く言うが、爆笑で酸欠死亡しそうな程リンネのテンションは高い。
酔い始めてからとにかく笑いまくって止まらないのだ。
最終的には『この壁超ウケるー!!』と、もはや意味が分からない所まで来ていた。
こうして次の日も仕事があるのである程度で切り上げ、まさかトムがこんなリンネを運べるはずもなく。
店を出た辺りで子供に戻ってしまったリンネは、現在静雄の肩車で超ご機嫌に軍歌を一人熱唱しているのだ。

「リーンネ、お前頼むからもうちょい静かにしろって。サツがいたら『今のお前』だと確実に飲酒で捕まるぜ?」
「むぅ?そんなの気にしなーいもーん!いざとなったらしずおくんの血をゲットだぜー★」
「それはそれで向こうもビビるだろうが。逃げれる程ちゃんと走れっか?」
「やぁ。降りないよぉ。しずおが運べばいーもーん」

依然キャーキャーv楽しそうに笑っているリンネ。抱っこやおんぶより、肩車が相当楽しいらしい。
いくらでも血をあげるから、正直『大人の姿』に切り替わってくれはしないかと思って仕方ない。
そんな時。


  「うにゅ?しずおー、あそこ何かいるー」
  「何か?」


やっと疲れてきたのか、眠たくなってきたのか、少し大人しくなってきたリンネが前方をスっと指を指す。
そこには確かに『何か』いた。ただ夜道なので良く見えないが、取り敢えず人間の形をしている。

「ふにゅー。夜遊びかなー?ボッチかな?」
「こんな遅くにそれは流石に切なくねぇか?それにここ、別に遊ぶような場所でもねぇし」
「でもしずお見てるよー?あ、多分おれーまいりだ!やだー、巻き込まれるのー」
「俺のじゃねぇかもしんねぇだろうが。リンネのだったらどうすんだよ?」
「あたしぃ?……んー、あたしだったら明日にして貰うー。ダルイもん…」
「んな律儀なお礼参り聞いたことねぇよ。寝るならデリック呼び出してから寝ろ」
「泊めてよぉケチぃ…。この状態だとバイクから転げ落ちちゃう…」

こうして近づくほど一人の青年だと分かった。後ろに単車も置いてあるので何処かの暴走族だろうか?
既に寝落ちしそうな状態のリンネを肩に乗せて、青年の横を通ろうと思ったら。


  「よぉ、アンタが『平和島静雄』かい?」
  「?」

「ほらー、やっぱりしずおだったぁ!あたしの勝ちだから今日はお泊りけってー!!!」
「何の勝負もしてねぇだろうが…」
「まぁこの辺でバーテン姿なんて目立つしな。…ただ、子供連れとは思ってなかったけどよぉ…」
「ころも?」
「お前だろ。今お前『子供』に戻ってる」
「あ、そっか。てかだーれー?中々将来有望なイケメンくん、お名前は?」

どうやら話しかけて来た人物のおかげで目が覚めたらしい。
リンネが楽しそうに話しかける。

「やぁ小さなお嬢さん。僕は六条千景って言うんだよ。宜しくね?」
「にゃー!『ちかげ』ってかわいー名前―!女の子みたーい!ちーちゃんだ、ちーちゃん!!」
「ハイハイ煩い。お前はちょっと落ち着け。どうせ傍観決め込むんだろ?水買ってくるからちょっと座って待ってろ」
「んー。じゃああたしちーちゃんとお喋りしてるー!!ちーちゃんおいでーあそぼー?」
「間違えて怪我とかさせんじゃねぇぞ?ちょっと悪ぃ、見ててくれ。ソイツ今、何すっか分かんねぇから」
「えっ?あぁ…」

そう言いながら千景の事など全く存在を無視した状態で、静雄がリンネをベンチに降ろしそのまま本当に水を買いに行った。
正直この時点で完全に千景の毒気が抜けているのだが、だったら埼玉から一体何しに来たんだという事にもなる。
六条千景は、残念なコトに『銀髪の少女』の事を全く知らない。
全く知らないからこそ、何故少女がべろべろに酔っ払っているのか、何故平和島静雄とタメで話せるのか分からない。




「ほらー、ちーちゃんおいでー!!」

べしべし!とベンチの隣を叩いてくるので、取り敢えず千景は座った。
フェミニスト精神は年齢には関係ない。というか、聞きたいことが山ほど出来た。

「えっと、取り敢えず僕に名前教えてくれるかな?」
「リンネだよー。宜しくねー」
「うん、よ、宜し…く…」

ニコーっと笑いながら千景の膝によじよじと、向かい合わせで遠慮無く座るリンネ。
こうなるとパニックになりそうなのは千景の方だ。取り敢えず初めて新宿に現れた頃の人々と同じく、『誰だこの子は?』となる。

「ちーちゃん、しずおにおれーまいり―?」
「まぁ、うん。そのつもりで来たんだけどね。リンネちゃんはあの『平和島静雄』とどう言う関係なのかな?呼び捨てだし…」
「大事な友達!しずおかわいーんだよー。ちーちゃんもかわいーよー?」
「可愛い、んだ」

もうここら辺で相当謎が深まっていく。

「でも、ちーちゃんこの辺の人じゃないよねー?初めて見たー」
「あぁ、僕は埼玉の人間だから」
「そっかぁ。折角格好良いお顔なのに勿体無―い。育てばいい男になるだろうに…」

そう言うとリンネは千景から降りて、千景のバイクの方に歩いて行った。
そしてアチコチを見ている。
取り敢えず千景はリンネの中身はともかく、『外見は目を見張る可愛さ』と判断し、ヒョイっとお姫様抱っこをする。

「バイクに興味があるなら今度後ろに乗ってみる?呼んでくれたらいつでも乗せてあげるから番号交換しない?」
「んーん。いっつも仕事で乗ってるからいー……てか超微妙…うん、でも限界かなぁ…。ちーちゃんまだ若いもんねぇ」
「どういう意味?」
「何か残念。あたしの中でちーちゃんのランクがガクンと下がっちゃった。バイク見なきゃ良かった…」
「え?え、どうして?何処か気に入らないの?」
「ちーちゃんのチーム名ってなぁにぃ?多分総長でしょ?」


千景がリンネを落としそうになった。
何でバイクを見ただけでいきなりそんな事が分かったのか。

「おーいリンネ、水だ。つかお前何を早速迷惑掛けてんだよ」
「掛けてないもん。勝手に抱っこされたんだもん」

遠くから投げられた水をキャッチして、リンネが千景から降りる。
結構な投球距離と速さだった。まず普通はこんな子供が取れるようなものではない。顔面衝突していれば骨折は免れない。

「んだよ、お前何怒ってんだ?」
「怒ってなーい。がっかりしただけー。ちーちゃんね?埼玉の珍走族だって。多分『To羅丸』。トムトムに聞いたことあったし」
「トムさんに?」
「うんー。多分だけどね?ちーちゃん違った?」
「…いや、合ってるけど…暴走族なんだよね…」
「警察からは『珍走族』じゃん…」

くあ~、っと欠伸をしながらリンネがちょびちょびと水を飲む。

「ちーちゃん、あたしね?まだちーちゃん達はただの走り屋だったら何とも思わなかったけど、一応『暴走族』って名乗る相手に対して拘りがあるの」
「拘り?」
「うん。あたしね、『旧車會系』しか暴走族って認めない。ガキの集まりが『暴走族』名乗んな。旧車會も昔よりゃ相当減ったけど、まだまだいるんだよ」
「………」
「バイクには最低一千万は掛けな。そっからだろ?」


ちびちびと飲みながら淡々と喋るリンネ。
静雄には何語かさっぱり分からないが千景には分かる。相当『裏社会・バイク関係・暴走族』に詳しくないと分からない事ばかりだ。





「リンネー、そろそろ俺やっていーか?お前がごちゃごちゃ言うから何か長引いてんだけど」
「いつでもどーぞー。みーてるー」

呑気な酔っ払い少女と、それに困っている倒すべきバーテン服姿の青年。
六条千景の中で、とにかくこの少女の存在があまりにもイレギュラー過ぎてもう良く分からない。
だが取り敢えず来た理由や、どうして静雄を狙ってきたのかは話した。
それが『To羅丸・総長』六条千景のやり方だ。

「わー、真っ向勝負!強いかな?しずお強いかな?トムトムは強いって言ってたよ?!」

真正面から堂々と喋る千景にどうやら興味が再び出たらしく、リンネが楽しそうに話しかけてくる。
一々この酔っぱらいのせいで喧嘩の空気が壊れる。

「やってみねぇと分かんねぇよ。つかお前ちょっと黙っとけ。すっげーやり難い」
「リンネちゃんの期待に添えるように殺ってみるよ。つーかアンタ、殺られて泣く女はいるかい?」
「しずおにはいなーい」
「うっせーな!お前が答えんな!!」

ニャハハ!と酔いが戻ってきたようなリンネだが、酔いはちゃんと少しずつ冷めてきている。
ただ、普段のテンションも相まって一向に酔っ払っているように見えるだけで。

「ったく…じゃあリンネ」
「あい?」
「お前は俺が殺されたら泣くか?」
「えー?しずお死なないからなぁ…想像しじゅっ…噛んだ。…てか大怪我しても『人間らしいトコあったんだ』って、多分安心しそう…」
「んだそれ…。じゃあアレだ、病気とか。末期がんで余命一ヶ月宣告とか」
「あぁ、煙草バカスカ吸ってるから肺がんね。肺がんすっごい苦しよ?ずーっと全力疾走状態で息出来ないんだって!!静雄気ぃつけなきゃ!」
「さっきからお前には言われたくねぇ事ばっかり言われてる気がするけど…んで?結局泣くか?」
「末期がんは…」
「どうだ?俺の不摂生って事で泣かねぇか」
「ヤダ…しずおいないのヤダもん…元気ないしずお、さみしー…」

想像してしまったのか、リンネが寂しそうに膝を抱える。
実はこないだ『余命一ヶ月の花嫁』をDVDで見たばかりなのだ。
さっきの酒の席でリンネがそれで号泣したと言っていたのを、静雄は覚えていた。
効果は抜群だ。もう目に涙が溜まっていて今にも泣きそうだ。
リンネの扱い方を全く知らない千景は、もう殆ど心の重心がブレまくっていていつ折れてもおかしくない。

「じゃあ一応これは『いる』というカウントに…?」
「いや、『怪我でぶっ倒されたら』っつー意味で聞いたんだけど…。リンネちゃんごめんね変な質問の仕方して!病気とかじゃないからね!!」
「ちーちゃん面倒くさい!!しずおも!!もー、さっさとやりなよ見てるから!帰りたい泣きそう!!」
「お前が一番面倒臭ぇよ!!…ったく、悪ぃな。正面から堂々と来る根性は嫌いじゃねぇけど、アイツ酔ってるせいでいつも以上に我侭全開だ。煩ぇしとっとと終わらせるか」
「その前に子供に酒の呑ませんのもどうかしてっけどな!!」


ダンッ!と千景は近くのベンチを踏み台に、全体重を乗せたドロップキックを静雄に食らわせた。
だが、静雄は倒れない。
それどころか、蹴った感触がおかしい。コンクリートか地面でも踏みつけたかのように硬い。
ゾワリとした寒気と共に、ストンと少し離れて降りる。


「…あ、しずお言い忘れー。ちーちゃんの素敵フェイスは歪まない程度に。他の骨ならいいけど」
「なんだ?まさかの好みか?」
「まだ青いけどあと20年経てばなかなかいい感じかと思って」
「ぜーってぇお前待てねぇだろそんなに…」
「シブメンになるかなーって。あー、あとね、ちーちゃん。あたしねー?」

さっきの涙は何処へやら。流石酔っ払い、テンションが全速力で迷子だ。
ニコニコ楽しそうに笑っているリンネ。
今の一発はまるで『何もなかった』ように日常会話を続ける二人。
一体、なんなのだ。


 「みせーねんじゃないんだー。だからお酒も煙草もしんぱいないんだよー?」


意味が分からない。
その瞬間、千景の顔面に思い切り静雄の裸拳が入った。

「ガッ!!??」
「あっ!!言った側から顔入れたぁ…しずおひっどーい!!」
「さっさと帰りてぇんだろ?俺も帰りてぇから。あとお前の眠気吹っ飛んだっぽいし。帰りにまた酒買って帰るか」
「そだにぇ。多分ちーちゃん未成年だろうに、今の子って元気ー」

終始ただベンチに座っていたリンネを抱えて、静雄がさて帰ろうと踵を返したとき。

「をぉあっ!!しずおっ!!ちーちゃん立ったよ!?おじいさんク●ラが立った!!」

変な奇声を発してくいくいっと引っ張るリンネに、静雄も後ろを振り返る。
そこには立ち上がっている千景の姿。

「立ったのか。中々根性あんのな?」
「しずお手加減したの?」
「いや。いつも通り」
「じゃあちーちゃん強いんだ!しずお、タッチ交代あたしが殺りたい!!リンネ選手行っきまーす♪」
「あっ!コラお前はっ!!!」

静雄の言葉がリンネに届くはずもなく。


  「えいやぁ♪」
  「げごふあっ!!!??」


何とも可愛らしいのは掛け声だけで、瞬発猛スピードのリンネが思い切り千景の腹に飛び蹴りを食らわせた。
確実に、何本かイった。下手すれば全部かもしれない。

「リンネこの馬鹿!こういう男同士の喧嘩に女が入んな!!つかお前全く関係無ぇのに何食らわせてんだよ!?」
「また立ち上がったら感動~!!」
「話聞けよ!!確かに次に立ち上たら俺も流石にビビるけど…」

何せ『リンネからの攻撃』だ。しかも酔っているので多分力加減など全くしていないだろう。
普段の自分を棚上げにしているのは十分に分かっているが、正直生死が非常に怪しい。

「……起きないね?救急車呼ぶ?放置したら風邪引いちゃうかなぁ?」
「いや、救急車呼んだら漏れ無く暴行罪で捕まる。新羅だ。ったくもー、面倒臭ぇ事しやがってお前は!」
「あたし悪くないもん!蹴っただけだし―!!」
「だから『蹴る理由も無く蹴った』のが駄目だっつってんだろうが!!ほら、お前はセルティ呼べ!俺は新羅の方に連絡すっから」
「あいさー」



こうして二人は急いぎ、六条千景は新羅宅に運ばれ一命を取り留め。
静雄はセルティから『子供にどれだけ呑ませてるんだ!』と何故か怒られ。
リンネは説教なんか聞く耳も持たず、新羅宅にて睡魔に負けて呑気に寝ていた。
そして次の日。

「リンネちゃん。俺、君に何かしたかな…」

何とか起き上がり、最悪の一撃をぶちかまして来たリンネに千景が尋ねる。
そんな千景をぽえーっと見ながらリンネが一言…


「……誰だっけ?」
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プロフィール

寅丸

Author:寅丸
アニメが終わってからデュラの存在を知った可哀想な感じの人。原作しか知りません…orz。きっと静雄と派生が好きだと思う。ケロロは電波黄色と喧しい。10年目でいきなりハマった。なので【今更】。ピクシブ  呟き

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